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リスト残存率 40% は何を意味するか — 枯渇直前の警戒水準

2026 年 6 月 19 日 / 橋本 周平

BDR 運用で「リスト残存率」を測っていますか? LOGOTORU OS では「最新の結果が アポNG(本人)・異動/退任 でない人数 ÷ アクティブ人数 (休眠の人・休眠の会社の人を除く)」で計算し、リスト母数の枯渇度合いを示します。信号は緑 70% 以上 / 黄 50〜70% / 赤 50% 未満です。この記事で扱う 40% は赤のさらに下で、補充が間に合わなくなる手前の目安 (経験則) です。

なぜ 40% が目安か

残存率 40% は、「3 ヶ月以内に 30% を切る」見込みが立つ水準です。一般的な BDR 運用での月間リスト消費率は 5-10% (= 母数のうち月単位で「もうアプローチできない」状態になる比率。経験則)。

残存率 40% から月 7% 消費するペースだと、3 ヶ月後に 19%、つまり枯渇水準に達します。この時点で BDR は新規接触相手がほぼ無い状態。リスト補充が間に合わなければ、活動が事実上停止します。

残存率が落ちる要因と、落ちないもの

LOGOTORU OS の残存率を下げるのは、最新の結果が「アポNG(本人)」か「異動/退任」になった人だけです。

  1. 本人からの拒否: 本人に断られ (アポNG(本人))、それが最新の結果になった人は残存から外れる。LOGOTORU OS はその人をシーケンスからも外し、自動では戻さない。
  2. 異動・退任: 退職・異動で連絡先が無効になった人は残存から外れる。休眠にした人・休眠の会社の人は分母からも外れる。
  3. 落ちないもの: 商談中・受注済みの人、受付や秘書で止まった人、再接触までの間隔 (クールダウン) を空けている人は、新規アプローチの対象から一時的に外れても残存に数える。

残存率 40% で打つべき手

残存率が 40% に達した時点で、次の 3 つを並行して動かす必要があります。

  1. リスト補充の発注 (1 ヶ月以内): 残存率 30% を切る前に補充が間に合うよう、1 ヶ月以内に補充プロジェクトを開始。リサーチ会社 or 内製で 200-500 名規模を目標。
  2. 月間アプローチ数の抑制: 残存率回復までの間、月 100 人以下に下げる。 「月 150 人ライン」 も参照。
  3. セグメント拡張の検討: 同業種で隣接セグメント (例: 部長→課長層) を追加して母集団を 1.5-2 倍に拡張。

残存率を月次で監視する仕組み

残存率は月次レビューでは遅すぎる指標です。週次で見るのが理想。BDR CRM で「アクティブパーソン数」「過去 30 日でアプローチした人数」を毎週集計すれば、残存率の変化を早期に検知できます。

残存率を含む 5 つの数字を市場健全性診断に入れると、簡易判定が 3 分で出ます (LOGOTORU OS の判定とは物差しが違う簡易版です)。

残存率は 「BDR 市場摩耗」 の 5 指標のうち最も「分かりやすく可視化できる」指標です。経営層への説明にも使いやすい。